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オーガニック化粧水と間違われることが多い無添加化粧水、自然派化粧水。
実は、違いがよくわかっていない人が多いようです。
そこでこのページでは、
- オーガニック化粧水と無添加化粧水の違い
- 自然派化粧水と無添加化粧水とオーガニック化粧水の違い
- 肌の刺激になる成分が無添加のオーガニック化粧水を選ぶコツ
- 肌の刺激になる成分が無添加のオーガニック化粧水BEST3
以上の4つのことについて、詳しくまとめました。
目次
1.オーガニック化粧水と無添加化粧水の違い
肌に刺激にならずに使える本物のオーガニック化粧水を選ぶためには、無添加化粧水や自然派化粧水などの紛らわしい化粧水とオーガニック化粧水の違いを知っておくことが重要です。
1-1.無添加化粧水は「旧表示指定分」が無添加という意味
無添加化粧水は、旧厚生省が指定した肌トラブルの危険性が高い102種類の表示指定成分が配合されていない化粧水のことです。
もちろん、この当時に指定されていなかった成分にもアレルギーを起こす可能性がある合成成分はたくさんあります。
特に石油由来の合成成分は、旧指定成分に入っていなくても、防腐剤、香料、着色料を含めて避けたい成分になります。
石油由来の防腐剤には、次のような種類があります。
【石油由来の合成防腐剤】
・パラベン
・メチルパラベン
・プロピルパラベン
・エチルパラベン
・ブチルパラベン
・フェノキシエタノール
・サルチル酸
・安息香酸
・ソルビン酸
・ベンジルアルコール
この中のフェノキシエタノールという成分は、パラベンと同様の毒性がある成分なのですが、旧指定成分に入っていなかったため、無添加化粧水に配合されていることがあります。
1-2.オーガニック化粧水と表示されていても無添加とは限らない
本物のオーガニック化粧水とは、防腐剤も含めて、すべての成分が植物成分で作られている化粧水です。
ところが、日本ではオーガニック化粧水についての決まりがないため、「オーガニック化粧水」と表示されている化粧水にも石油由来の防腐剤が使われていることがあります。
プチプラなのにオーガニック化粧水だからという理由で人気が高い「無印良品のオーガニック薬用美白化粧液」の成分を確認してみると、次のようになっています。
<無印良品のオーガニック薬用美白化粧液の全成分>
ビタミンC・2-グルコシド、酢酸DL-α-トコフェロールその他の成分:水、DPG、濃グリセリン、アロエ液汁、ジグリセリン、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸Na-2、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、オレイン酸POE(20)ソルビタン、エタノール、セージエキス、タイムエキス-2、セイヨウハッカエキス、ラベンダーエキス-1、ローズマリーエキス、アルテアエキス、カモミラエキス-1、トウキンセンカエキス、BG、水酸化K、クエン酸、クエン酸Na、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン、香料
オーガニック化粧水だから、何となく肌にやさしそうというイメージで使っている人も多い無印良品のオーガニック化粧水でさえ、パラベンとフェノキシエタノールの両方が配合されていることがわかります。
名前だけでは、本物かどうかの判断はできないので、注意が必要です。
1-3.自然派化粧水は無添加化粧水でもオーガニック化粧水でもない
次にオーガニック化粧水と間違いやすいのが、自然派化粧水です。
自然派化粧水とは、植物エキスを抽出した成分を使った化粧水ですが、植物エキスの量についてもそれ以外の成分についても、何も決まりはありません。
つまり、1%だけ植物エキスを配合すれば、残りの99%が水や石油由来成分でも、旧指定成分が含まれていても自然派化粧水になります。
しかも、植物エキスもオーガニック栽培された原料である必要はないので、自然派化粧水は、オーガニック化粧水とはかなりかけ離れた化粧水になります。
何となく雰囲気だけで、「自然って肌に良さそう」という選び方をしないように、気を付けてくださいね。
2.「パラベンフリー」の表示に隠された無添加化粧品の裏の顔
パラベンフリーという表示がされている無添加化粧水には、次のような裏の顔がある場合が多いため、特に注意が必要です。
2-1.「パラベン」と同等の毒性を持つ「フェノキシエタノール」が代用されている無添加化粧品も!
無添加化粧水という表示をするためには、旧指定成分を避けて化粧水を作る必要があります。
そこで、無添加化粧水に使われることが多いのが、「フェノキシエタノール」という成分です。
フェノキシエタノールは、パラベンと同じく、石油が原料の合成成分で、毒性の程度、アレルギーの危険性でもパラベンと同じです。ただ唯一違うのは、フェノキシエタノールは、旧指定成分の指定を受けなかったということです。
このことを利用して、無添加化粧水には、「パラベン不使用だから安心」という表示をしつつ、フェノキシエタノールが配合されている化粧水が多いのが現状です。
2-2.パラベン以外にもある!これだけは避けたい化学成分
もちろんパラベンやフェノキシエタノール以外にも、石油から作られたできるだけ避けたい化学成分はたくさんあります。
肌が弱い人や敏感肌の人は、次のような化学成分はできるだけ避けるのがおすすめです。
【合成防腐剤】
合成の防腐剤には、パラベン、フェノキシエタノール、サルチル酸、安息香酸、ソルビン酸、ベンジルアルコールなどがあります。
これらの成分は、すべて石油から作られた合成成分で、肌の刺激になりやすかったり、アレルギーや環境ホルモンの影響が心配されている成分です。
【シリコン系成分】
化粧品やシャンプーなどの成分として配合されていることが多い「ジメチコン」などシリコン系の成分にも注意が必要です。
これらの成分は、配合するだけで肌表面が潤ったようにみえるので、使い心地が良く、使用感が良いなどというように評価が高くなるため、多くの化粧品に配合されています。
でも実は、これらの成分を利用してお肌をケアをしてしまうことで、肌内部は乾燥してしまっていたり、肌が本来持っている水分と油分を調整する機能が低下してしまうことがあります。
普段からこれらのシリコン系成分が配合されているものを使っている人は、オーガニック化粧水を使い始めた時に物足りなく感じる可能性が高くなります。
2-3.化学成分はすべて肌に悪いわけでもない
このように、できるだけ避けたい化学成分はあるのですが、すべての化学成分が肌に悪く、天然成分が安心というわけではありません。
天然成分であっても、アレルギー反応を起こす成分は使うべきではないし、化学成分だからと言って、すべて避けるのではなく、肌に悪い成分だけを避けるのがおすすめです。
また、同じ成分でも、界面活性剤のように、使われ方によって、肌への危険度が変わってくる成分もあります。
界面活性剤は、洗浄剤として使う場合、量や質によっては、洗浄力・脱脂力が高いために、肌のバリア機能が破壊されてしまう可能性があります。
これに対して、界面活性剤が乳化剤として使われた場合は、洗浄力・脱脂力はなくなるため、バリア機能を破壊する危険性はなくなります。
乳化とは、油分と水分を均一に混ぜ合わせることですが、これはセラミド成分を化粧品に配合する際など、水分・油分を混ぜ合わせて配合した乳液、クリームには欠かせない存在です。
このように、乳液やクリームなどで乳化剤として使われている界面活性剤は、肌に悪影響を与えるどころか、化粧品の成分をうまく浸透させるために必要な成分なのです。
3.肌の刺激になる成分が無添加のオーガニック化粧水を選ぶ3つのポイント
敏感肌や肌が弱い人にとっては、刺激にならならないオーガニック化粧水を選ぶことが、美肌作りの最も重要なポイントになります。
肌の刺激にならないオーガニック化粧水を選ぶためにも、必ず次の3つのポイントをチェックしておきましょう。
①石油由来の合成成分が使用されていない
安く大量生産することができ、保存もしやすいということから化粧品に配合されることが多い石油由来の合成成分の中には、すでにアレルギーの危険性やホルモンバランスを崩す可能性が高いことがわかっている成分があります。
特に、次のような成分には、注意が必要です。
・石油系合成界面活性剤
・石油系合成防腐剤
・鉱物油
・石油系合成色素
・石油系合成香料
防腐剤についても、精油などの天然成分で、防腐効果を高めているオーガニック化粧水を選ぶことがおすすめです。
②キャリーオーバー成分についても公開されている
キャリーオーバー成分とは、植物エキスを抽出する際に使われる溶剤で、量が少ないという理由から表示が義務付けられていない成分です。
このため、無添加化粧水にも、オーガニック化粧水にも含まれている可能性があります。
本当に肌のことを考えて化粧水作りをしているブランドでは、これらの成分についてもきちんと公表されているため安心です。
③ジメチコンなどのシリコン系成分が配合されていない
ジメチコンなどのシリコン系の成分が配合されている化粧水を使うと、肌表面が滑らかに潤ったように感じます。
ところが、これらのシリコン系の成分は、使い心地を良くするためだけに配合されている成分なので、実際にはお肌が潤ったわけではありません。
シリコン系の成分による一時的な手触りの良さを重視するよりも、肌本来の力を引き出した方が、より健康なお肌を作ることができるのです。
4.肌の刺激になる成分無添加の本物のオーガニック化粧水3選
お肌の刺激になる成分が一切配合されていない本物のオーガニック化粧水の中で特におすすめなのが、次の3つです。
HANAオーガニックのフローラルドロップは、水さえも一切配合せずに作られた天然100%、植物成分のオーガニック比率100%の本物のオーガニック化粧水です。
主成分はブルガリア産のダマスクローズ水には、保湿作用、抗菌作用、抗アレルギー作用があるだけでなく、体の内側から自律神経や女性ホルモンを整える効果があります。
さらに、肌の善玉菌を増やして肌の免疫力を本来の状態を整える「バイオエコリア」配合で、シミ、シワ、たるみのない「私史上、最高の肌」を目指すことができる化粧水です。
HANAオーガニックの化粧水「フローラルドロップ」については、こちらに詳しくまとめてあります。
琉白の月桃バランスローションは、原料単位だけでなく、製品単位でもエコサートの認証を受けている本物のオーガニック化粧水です。
赤ワインの30倍以上ものポリフェノールを含み抗酸化力、殺菌力が高い月桃葉水とミネラル豊富な海洋深層水の2つの沖縄の成分を主成分に、保湿力が高い沖縄の海ぶどうエキスが配合されています。
国産原料だからこそ日本人の肌に合いやすいというのも魅力の一つです。
琉白の化粧水「月桃バランスローション」については、こちらに詳しくまとめてあります。
ウェリナのクリアヴェリーモイストは、「産まれたての赤ちゃんでも使える」をコンセプトに100%天然植物から作られた本物の国産オーガニック化粧水です。
ミネラルを豊富に含むハワイの海洋深層水は、分子が小さくとても浸透しやすいのが特徴です。
オイル配合の化粧水になっているので、高保湿でしっとりなめらかなお肌を作ることができます。
ウェリナの化粧水「クリアヴェリーモイスト」については、こちらに詳しくまとめてあります。
5.まとめ
オーガニック化粧水は、肌本来の力を引き出すことができる唯一の化粧水です。
無添加化粧水、自然派・天然由来化粧水、オーガニック風の化粧水に惑わされずに、本物のオーガニック化粧水を選んで、お肌の健康を取り戻してくださいね。